絶対欲しい・クロノグラフに夢中!

 現在リリースされている腕時計の中でも、とりわけポピュラーな存在として愛されているクロノグラフ・モデル。ストップウォッチ機能を備え、メカニックな容貌が美しくもあり力強くもある、魅力的なモデルです。
 各ブランドで、特に男性に人気のあるクロノグラフですが、元々は第1次世界大戦、第2次世界大戦と、軍事目的の計測機器として発展した歴史を持っています。
 現在は精密さを要求されるだけでなく、フォルムが非常に魅力的であり、スポーツウォッチとしてのカジュアルな雰囲気、クラシカルなたたずまいを残した風格、どちらも楽しむことができる、一番身近なコンプリケーションウォッチと言えるでしょう。

 各ブランドが、技術とデザインの粋を集めて様々なタイプのクロノグラフをリリースしており、ブランドの特徴を最もよく味わえるモデルと言っても過言ではありません。そんな『クロノグラフ』に今回は注目しました!

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有無を言わさぬカッコよさ!クロノグラフを断固支持!
 時計ファンの皆様には言わずもがなでしょうが、<クロノグラフ>とは、<ストップウォッチ>の意味です。そして、今ではもはやクロノグラフは、機械式時計の特殊機能の中で、もっともポピュラーな存在だと言えるでしょう。しかし実際には、日常においては現在時刻を認識するほかに、<時間を計測する>機会なんて、ほとんどないのかもしれません。 それでも、ダイヤルの中に、小さなインダイヤルが三つ(ないしはふたつ)ならんだ精悍な印象のクロノグラフの、いかにもメカニカルなカッコよさは、男性たちの心を惹きつけてやまないのです。今回の特集では、そんな憧れをかきたてるクロノグラフウォッチの魅力について迫っていきます。
 ジョージ・グラハム。―皆さんは、この名を聞いたことがありますでしょうか?そう、彼こそが産業革命前のイギリスで17世紀末に、世界初のクロノグラフを完成させた偉大なる時計師。彼の発明を皮切りに、この後数々のクロノグラフの名機が世に生み出されることになりました。ちなみに、<クロノグラフの父>として時計史上に大きな影響を与えた、ジョージ・グラハムの名は、現代のイギリスのウォッチブランド「グラハム(GRAHAM)」がブランド銘として採用し、超個性的なクロノグラフウォッチの数々を製造しています。


  話をクロノグラフの歴史に戻しましょう。
時は過ぎ1844年。スイスのアドルフ・ニコルが時計の針をゼロにリセットする機構を開発します。これにより現在のクロノグラフの起源となる基本的な構造が完成されたのです。そして、ロンジン(LONGINE)が1879年にはじめてクロノグラフを製品化することに成功。その懐中時計は「ルグラン」と名付けられました。一方、はじめてクロノグラフが腕時計となって登場したのは1915年のこと。時代はちょうど、第一次世界大戦のまっただ中であり、ブライトリング(BREITLING)の「30分タイマー」は軍事用クロノグラフとして大いに活躍したのです。

 軍用として大量生産されたのをきっかけに、急速に普及した手巻式クロノグラフウォッチ。その後、バルジュー(のちにETA社に統合)やレレマニア(現在はスウォッチグループに買収され、おもにブレゲの時計に搭載)などムーブメントを提供する会社からクロノグラフの名キャリバーが次々と誕生し、多くの時計メーカーは、それらの半完成ムーブメントを搭載したクロノグラフウォッチを精力的に製造していきます。そして、第二の転換期となったのが、自動巻クロノグラフの登場でしょう。
 1969年、ブライトリング、ホイヤー・レオニダス、ハミルトン・ビューレン、デュボア・デプラの4社で共同開発した自動巻クロノグラフキャリバー11が、ブライトリングの「クロノマチック」というモデルに搭載され、製品化されたのでした。
この後、1秒間にテンワが10回振動するハイビートなムーブメント「エル・プリメロ」をゼニスが発表。のちに訪れるクオーツ・ショックが過ぎ去った後も、この秀逸なクロノグラフムーブメントはゼニスのブランド力を支え続け、かの有名なロレックス(ROLEX)の「デイトナ(Ref.16520)」にも搭載されるなど数々の伝説を誇っています。

 また、近年では外部のサプライヤーに頼らず、自社でクロノグラフキャリバーを開発するブランドが増えてきました。その一例が、IWC。2007年に発表した「ダヴィンチ・クロノグラフ」は、上のインダイヤルの中のひとつの軸上で積算し、現在時刻を読み取る要領でストップウォッチの計測時間を読み取ることができる画期的な設計で、人々を驚かせました。ここ数年、しばしば目にするようになった、各ブランドが知恵をふるってつくり上げた、既成概念にとらわれない革新的なクロノグラフの登場は、これからもメカニカルファンを魅了し続けていくことでしょう。


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