2009年2月5日号 チュードル(TUDOR)・さりげなく腕に傑作を!

 ロレックス(ROLEX)のディフュージョンブランドとして、1930年代に誕生したチュードル(TUDOR)。当時はまだ現在ほど、ロレックス(ROLEX)は世界的認知を得ていない時代。ロレックス(ROLEX)社の創業者であるハンス・ウィルスドルフは、マーケティングの1つとして、ロレックス(ROLEX)と同じオイスターケースにコストを抑えられる上に品質の良いETA社製のムーブメントを入れ、価格をリーズナブルにしたラインとしてチュードル(TUDOR)を立ちあげました。
 現在、ロレックス(ROLEX)とDNAを同じくするブランドとして、新たな装いへと進化し、隠れた傑作を生み出すチュードル(TUDOR)に、注目です!

↓↓★大バラ・小バラ・盾マーク、ロゴで追うチュードルの変遷について知りたい★↓↓

大バラ・小バラ・盾マーク、ロゴで追うチュードルの変遷
 今では、高級時計のなかでも最もポピュラーな存在となったロレックス(ROLEX)。しかし創業は1905年と比較的新しく、完全防水ケース<ロレックス オイスターケース>の発明や、独自のメカニズムをもつ自動巻機構<パーペチュアル>の発表など、技術面では輝かしい功績を残しながらも、そうした技術革新が時計のコストに反映されて、なかなか一般的に手の届きにくい価格帯になってしまったロレックス(ROLEX)は、1930年代は売り上げの面で少々苦戦していました。そこで、創業者のハンス・ウィルスドルフは、自身の出身国であるイギリスでの販路を拡大するためにとった戦略として、「チュードル(TUDOR)」という、ロレックスよりもリーズナブルなセカンドブランドを立ち上げたのです。イギリスの市場を強く意識したために、イングランドの紋章<チューダーズ・ローズ>をロゴマークに採用。そしてセカンドブランドながら、ロレックスのパーツを随所に採り入れたチュードル(TUDOR)のクオリティはイギリスのみならず世界から高く評価され、本元のロレックス(ROLEX)の知名度拡大にも貢献したのでした。

 さて、前述のチュードル(TUDOR)のロゴマークは、ブランド創立当初にはバラをかたどったものが採用されていましたが、チュードル(TUDOR)の歴史の変遷とともに、そのロゴマークも移り変わっています。もっとも初期に採用されていたものは、<小バラ(もしくはチビバラ)>と呼ばれるちいさなもので、文字盤の12時位置にプリントされています。この時期は、一部のモデルにおいてロレックスと同じムーブメントを使用しており、リュウズや裏蓋にもロレックス(ROLEX)の王冠マークが見られるなど、もっともロレックス(ROLEX)色の強いピースが多いのです。

また、<デカバラ>と呼ばれる大きなバラのロゴマークは、アップライド(植字)で12時位置に配置されており、約40年にわたって製造されていました。そのロゴの愛らしさに惹かれたファンが多いのもこのモデルです。さらに、薔薇戦争を象徴するような盾のマークの中に小バラが描かれた通称<盾バラ>は、ボーイズサイズなどに多く採用されている少しレアなもの。最後に、創業者のハンス・ウィルスドルフが没後に、盾マークに統一されました。それから現在に至るまで、この盾マークが幅広く採用されています。  こうしてみるだけでも、様々なロゴマークがあって探究心を駆り立てられるチュードル(TUDOR)。比較的手に入りやすい価格帯で、たっぷりと<時計欲>を満たすことのできるブランドとして、人々に親しまれ続けているのです。



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