ロレックス(ROLEX)デイトナ特集 憧れをかきたてる、クロノグラフの王者デイトナ
ロレックス(ROLEX)がラインナップする唯一のクロノグラフモデル「デイトナ」は、<世界一人気のクロノグラフ>と言い切って差し支えないほど、絶大な支持を集める腕時計です。とりわけ、もっともシンプルな外装をもつステンレス製のモデルは、常に直営店では品薄状態。海外の正規店で直接買い付けてきた並行輸入店では、定価を大きく上回るプレミア価格がついているほど。需要に対しての供給量がとうてい追いつかないぐらいに、大勢の人を魅了してしまうデイトナの“魔力”とはいったい何でしょうか?
今回のピックアップウォッチは、ロレックス(ROLEX)の「デイトナ」に迫っていきます!
今回のピックアップウォッチは、ロレックス(ROLEX)の「デイトナ」に迫っていきます!
![]() 「デイトナ」と言えば、ROLEX(ロレックス)唯一のクロノグラフモデルシリーズであり、1961年に手巻のクロノグラフとして誕生以来、代々機能の実力と耐久性を誇る名モデルです。
実は「デイトナ」は、同じ手巻のクロノグラフであったOMEGA(オメガ)の「スピードマスター」とともに宇宙環境に耐えうる時計を探していたNASAの最終選考にも残っていましたが、惜しくも破れ、アポロ11号と月へと降り立ったのは「スピードマスター」でした。「デイトナ」が現在も正式名称を「コスモグラフ デイトナ」としているのは、こうした宇宙を目指していた時代の名残とも言えるでしょう。
その後デイトナはモータースポーツへと方向転換を図りました。現在「ポール・ニューマン」と呼ばれる「デイトナ」が存在しますが、これは名前の通りアメリカ人俳優でありレーサーでもあったポール・ニューマンが愛用したことに由来する愛称で、インダイヤルの目盛りの刻みが他のものとは違っています。
しかし、なぜか当時この「デイトナ」のデザインは人気が出ず、生産数もあまり多くはありません。それがまた、現在のアンティーク市場での「ポール・ニューマン」の高騰を招いている要因でもあります。 1970年代には、プッシュボタンがスクリュータイプになって防水性を上げ、現在のスポーツモデルとしてのベースにもなっていきました。
そして1988年には、エル・プリメロを搭載した自動巻モデルとして生まれ変わり、その人気は不動のものになっていきます。ケース素材や文字盤素材のヴァリエーションにも広がりを見せ、2001年に登場した現行の「デイトナ」へとつながっていきます。 実は「デイトナ」には、 一つのクロノグラフモデルを掘り下げ、ブランドを支えるシリーズにまで押し上げたROLEX(ロレックス)の生真面目さと底力が秘められています。 |
|
![]() |