世界の時間をその手に!-パワーあふれるスウォッチ・グループに迫るー

 オメガを筆頭に、ブレゲ、ロンジン、ハミルトン、ラドー、ジャケ・ドロー、グラスヒュッテ・オリジナルなど様々な時計ブランドを傘下におさめるスウォッチ・グループ。
 非常にパワフルに、時計のトレンドや動きを作り出し、毎年行われる時計の見本市「バーゼルワールド」では常に中心的存在として、会場のど真ん中にブースを構える時計のビッググループです。
 日本では、銀座にスウォッチ・グループの時計を一同に見ることができるニコラス・G・ハイエックセンターが2007年に出来た時は非常に話題なりました。
  やはり、今後の時計業界の動きが気になる時計ファンとしては、スウォッチ・グループの時計は必ずおさえておきたいもの。
 今回は、パワーあふれる展開で、世界の時間を支配すると言っても過言ではない、スウォッチ・グループに注目しました!

↓↓★スイス時計業界の救世主、ニコラス・G・ハイエックの剛腕!について知りたい★↓↓

スイス時計業界の救世主、ニコラス・G・ハイエックの剛腕!
 1990年代なかばに巻き起こった、一大スウォッチブームを覚えている人は多いでしょう。このスウォッチブームをきっかけに時計の世界にどっぷり浸かってしまった、なんて人もたくさんいるのでは? ポップでファッショナブル、さらに若い人が手をのばしやすい低価格帯で幅広いラインナップを展開したスウォッチは、あっという間にファンを獲得し、<時計の熱心なコレクター>をこの時期にたくさん生み出したのです。しかし、このスウォッチの大流行が、実は70〜80年代に壊滅状態にあったスイス時計業界を立て直すきっかけになったのをご存知でしょうか?


 1969年のクォーツ式時計の発明以降、スイスを中心とした伝統的な機械式時計メーカーが壊滅的な打撃を受け、老舗ブランドを含む多くの会社が瀕死の状況にありました。しかし、当時コンサルティング業を営んでいたニコラス・G・ハイエック氏はそんな状況を打破すべく、現状のスイス時計業界を徹底的に調査し、問題点を洗い出しました。そして当時、日本にシェアのほとんどを譲っていた安価な時計の市場に、<スウォッチ>を投入して大ヒットを打ち出したのです。そしてスウォッチが所属するAUSAG社と、オメガが所属するSSIH社の合併に乗り出し、1983年、SMHグループ(現スウォッチグループ)を設立するに至りました。

 この後ハイエック氏の剛腕によって、一時は低迷をみせたものの、見事に体勢を立て直したオメガ(OMEGA)に続き、92年にはブランパン(BLANCPAIN)と優秀なムーブメントメーカー、フレデリック・ピゲを傘下に収め、本格的な機械式時計ブランドをメインにに力を注いで行きます。そして偉大なる天才時計師の名前を冠するブレゲ(BREGUET)や、機械式時計と<オートマタ>で18世紀に名声を得たジャケ・ドロー(JAQUET DROZ)、そして東ドイツ国営会社が民営化したグラスヒュッテ・オリジナル(GLASHÜTTE ORIGINAL)などを次々と傘下に収め、ラグジュアリーラインを強化していきました。

 現在、前出のオメガ(OMEGA)、ブレゲ(BREGUET)、ブランパン(BLANCPAIN)、ジャケ・ドロー(JAQUET DROZ)、グラスヒュッテ・オリジナル(GLASHUTTE ORIGINAL)などのハイレンジに加えて、ハミルトン(HAMILTON)、ロンジン(LONGINE)、ラドー(RADO)、CKカルバン・クラインなどのミドルレンジの時計ブランドを擁するスウォッチ・グループ。かつてスイスに存在した複数のムーブメントメーカーが吸収・合併されたETA社をも傘下におき、磐石な生産体制を誇る巨大グループに成長し、ますます時計業界において大きな力を得ています。これも「なんとしてもスイスの時計産業を再び活性させたい」と願った、ニコラス・G・ハイエック社長の強い思いがグループの根幹を支えているのは間違いないでしょう。


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