アンティークの重鎮が語る「時計との出会い」 |
現在、アンティーク時計業界を覆う品薄の問題。30余年アンティーク時計を扱って来た経験を元に、バイイングにも新しい手順や方法で納得できる時計を探し続けたいと、有竹さんは語る。
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今まではマーケットへ行っても、僕に声をかけて来て、ポケットから時計を出して来て、その中から選ぶことができた。しかも、僕の方に値段の交渉権があった。でも今値段の話をして、僕が『高い』って言うと、すぐにポケットにしまっちゃう。そっちに値段交渉権がある。で、こっちもその話を蹴っちゃって、でも他をあたっても時計がないからもう1回そいつに声をかけると、『もう売れたよ』って。それぐらい動きが速い。ということはどうしたらいいかというと、今現状は高いけれども、経験でこの時計はこれから上がるだろうとか、わかりますよね。そういうのを徹底的に押さえに行く。だから、時計が無いと言う話ですが、明日よりも今日、全財産を投げ出しても時計を買いに行きますよ。ただ、色々な時計の中でもものすごく値上がりしている時計は、ありますよね。そういうものは買わない。でも私が『良い』と思って、ちょっと高いけど買ってもいいと納得できるものなら、3年後を見込んで買いに行きます。厳しい状況ではありますが。
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01:アンティーク時計に導かれた運命 >> 02:日本のアンティーク時計ブーム、始まる >> 03: これからのアンティーク時計
>> 04:これぞ『ダズリング』スタイル >> 05:アンティーク時計を扱う使命 |
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