時計を今すぐイメージチェンジ! STRAP WORKS ―時計革ベルトの世界―presented by ROOTS

<革>のバリエーションあれこれ
さまざまな種類がありますが、主に時計の革ベルトでよく登場するのは、以下の素材です。
クロコダイル/アリゲーター/カイマン
クロコダイル / アリゲーター / カイマン その輝きや独特の模様の美しさが特徴の、ワニ皮。クロコダイル、アリゲーター、カイマンで、それぞれに風合いや、独特の模様があるが、どちらも高級な皮革素材。光沢のある仕上げのものは、宝石にたとえられるぐらい美しい。
オーストリッチ
オーストリッチ ダチョウの皮。丈夫で型くずれの心配がなく、軽くて柔軟性に富む。ワニ皮と並ぶ高級皮革素材。羽を抜いた後の突起は、「クィルマーク」とよばれている。
カーフヌメ革
カーフヌメ革 仔牛の皮をタンニンでなめした、自然の風合いに一番近い革。使い込むほどに独特の色の変化を楽しむことができる。
スティングレイ
スティングレイ エイ皮のこと。ガルーシャとも呼ばれる。非常に硬く加工しづらいのが難点だが、日本では古くから刀の柄などにも使われてきた素材で、独特のビーズを敷きつめたような突起や光沢が個性的な魅力を持ち、丈夫さにおいても優れている。
パイソン
パイソン
ニシキヘビの革。連続したひし形のウロコと模様が非常に個性的で、つやのあるものは、光沢が独特で、つやのないものはワイルドで他の素材では真似のできない風合いを醸し出す。
テジュー
テジュー
イグアナの革のこと。同じくトカゲ革ではリザードも有名。独特で細やかな模様と光沢の上品さが人気の素材である。
その他の革素材
オーストレッグ
ダチョウの脚の部分の皮のこと。やはり非常に丈夫な素材で、一見爬虫類の皮革のような感触。
ポニー
小型の馬であるポニーの革は、ホーススキンよりさらに柔軟で軽さがあります。肌触りが良い割りには手頃な価格で手に入るのも魅力的。主にレディースで使われていましたが、近年メンズでも話題に・・・。

コードバン
馬のお尻部分の革のこと。この部分は毛穴が無く繊維が非常に綿密で、その高繊維密度組織層を磨きあげている為、銀面に見られる傷などは無く、丈夫で美観に優れた高級素材として定評がある。名前は、発祥地であるスペインのコルドバ地方に由来する。
ホースハイド
馬の革のこと。牛と比べるとキメが粗くしなやかさに劣るが、繊維組織は牛よりも柔らかで、部位により特徴が異なるのも馬革ならでは。
 古代から、人間の衣服など、生活に欠かせないものとして<革>は使われてきました。
 では、<革>とはどうやって出来上がるのでしょう?
 混同しがちですが、<革>と<皮>は別物です。
 もともとは動物の体を覆っていた<皮>が加工され、<革>となり、時計の革ベルトをはじめ時計ケース・腰ベルトなどなど様々な品へと姿を変えます。
動物の外表を覆う膜としての<皮>から毛を取り除き、腐敗や硬化を防ぐ、「なめし」という加工を施し、<革>になります。
英語では、25ポンド(約11.25キロ)以上の重さがある大きな皮をハイド<hide>、小牛の様に薄く小さな皮をスキン<skin>と区別し、「なめし」加工された革がレザー<leather>となります。